1000万円以上も貯めているってほんと?

やまだ調べです★二人以上で暮らす家庭の、金融資産の平均値は1152万円です(「家計の金融行動に関する世論調査」2008年)。
内訳は、銀行やゆうちょ銀行の預貯金が5割強、株式や投資信託、債券などが2割弱、残りは保険やその他の金融商品。
「うちはそんなに貯めていない!」と驚いた方がけっこういるはずです。実際、今回の調査に協力した世帯の7割は、この平均額よりも少ない貯蓄しかありません。
ここでちょっと平均値の特徴について説明します。

11人の人がいるとします。うち10人が400万円、1人が3000万円を持っています。平均はいくらでしょう?

(10人×400万円)+(1人×3000万円)=7000万円
7000万円÷11人=636万円(小数点以下四捨五入) よって平均は636万円
極端に大きい数字が混じると、平均値は高い方に引っ張られてしまいます。11人のうち10人が平均値以下。でも、11人のうち10人が400万円なのですから、400万円が普通というのが一般的な感覚ではないでしょうか?

中央値は430万円

平均値よりも、中央値に注目! 中央値は、数字を小さい順に並べていったとき、真ん中に来る数字のことです。
400万円の人が10人、3000万円の人が1人だと、いくらになるのでしょうか?
400万円、400万円、400万円、400万円、400万円、400万円、……、3000万円
ちょうど真ん中に来るのは6人目の400万円の人、中央値は400万円です。
この考え方で、最初に紹介した金融資産の額を見てみると、中央値は430万円になります。納得が行った方も多いのでは?
また、ここ数年は、貯蓄のない家庭が増えていて、約2割の家庭は貯蓄がありません。